エビスクレバー（1993年生、母エビスアーチ）

エビスクレバー（1993年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のパーフライト（当時12歳）と交配したエビスアーチが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）恵比寿牧場。戦績は、地方27戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年のファーストドリーム賞(一般B2三 B3一ハンデ)。

経歴

デビュー前

永井繁厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1996年）

1月19日、デビュー戦は朝倉実騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は453kg。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月28日、中9週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で朝倉実騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で朝倉実騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒロハクジンから3/4馬身差の2着となった。

4月27日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で朝倉実騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナイトアップに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1997年）

8月13日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、山田勝騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカワジンサンガールに半馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

8月30日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田勝騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエースに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

9月9日、中0週で迎えた7戦目は、てんびん座特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田勝騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた8戦目は、C2一（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田勝騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のグレイティストワンに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月10日、中1週で迎えた9戦目は、C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田勝騎手（4戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトロイヤルに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月31日、中2週で迎えた10戦目は、ファイナルナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田勝騎手（5戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったケーヨーランドからアタマ差の2着に甘んじた。

11月20日、中2週で迎えた11戦目は、B3三（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山田勝騎手（6戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた12戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、B3四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノエルセに1馬身の差をつけて優勝

12月29日、中2週で迎えた13戦目は、ブルージルコン特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

5歳（1998年）

1月19日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のファーストドリーム賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のホウエイノーザンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月11日、中6週で迎えた15戦目は、一般B2二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見浩騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた16戦目は、陽春賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鷹見浩騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた17戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は山田勝騎手（7戦4勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月25日、連闘で迎えた18戦目は、カシオペア賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田勝騎手（8戦4勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた19戦目は、オメガ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた20戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ムーンストーン賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったトキノハクオーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月11日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦のゴールデンナイト賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は山田勝騎手（9戦4勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

12月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、牝馬限定オープンの’98ファーストレディー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田勝騎手（10戦4勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

6歳（1999年）

1月4日、中1週で迎えた23戦目は、初富士賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田勝騎手（11戦4勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスタートザウェイに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

1月21日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の’99ウインターカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田勝騎手（12戦4勝）。14頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた25戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、フェブラリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のマーチ賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のアクアマリン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は山田勝騎手（13戦4勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。