スプリングパレオ（1997年生、母アズマロイヤル）

スプリングパレオ（1997年6月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時7歳）と交配したアズマロイヤルが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地5戦0勝、地方23戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年のいるか座特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

6月18日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着に入った。

7月2日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では稟性のガッツでゴールまでタレずに走り切ったが、5着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた4戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月5日、中7週で迎えた6戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、4歳C1（新潟(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のラスカルリーダーに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳B1（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で榎伸彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のミラクルシーンに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

12月9日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦の4歳B（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で榎伸彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヨシブラボーに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2001年）

1月16日、中4週で迎えた9戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のウォータープリックに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月31日、中1週で迎えた10戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のウエストスターに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月8日、連闘で迎えた11戦目は、宇佐美亨騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のイセアリシヤに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月11日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイチヨシヒットに7馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

6月5日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で納谷和玖騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた14戦目は、いるか座特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で納谷和玖騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のタカトモサイクロンに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で納谷和玖騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、アクターイモンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月22日、中1週で迎えた16戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

5歳（2002年）

1月28日、約6か月半の休み明けで迎えた17戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

2月14日、中1週で迎えた18戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のリーチザピークに1馬身の差をつけて9勝目を収める

10月22日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた19戦目は、スターライト特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1五イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6歳（2003年）

1月8日、中4週で迎えた22戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったトウカイステップに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月28日、中2週で迎えた23戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2二三（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた26戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5月20日、中4週で迎えた27戦目は、一般C2二三（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したカネショウスキャンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月12日、中2週で迎えた28戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。