サンクス（2001年生、母サンワッシュ）

サンクス（2001年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ありがとう」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時17歳）と交配したサンワッシュが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）下河邉トレーニングセンター。戦績は、中央平地18戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

6月19日、デビュー戦は岩崎祐己騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩崎祐己騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた4戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

9月25日、中6週で迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイクローサに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月23日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

12月4日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤木高太郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

4歳（2005年）

1月29日、中4週で迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったシュウザンジョオーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月27日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5月14日、中6週で迎えた12戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

6月26日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したプリティメーカーにクビ差届かず2着となった。

7月16日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したプリティメーカーに半馬身届かず2着となった。

7月31日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

12月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のザップトウショウに3馬身半の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

12月24日、中2週で迎えた17戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタムロイーネーに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2006年）

1月22日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。