サイドキック（2005年生、母サインボード）

サイドキック（2005年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「相棒」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオース（当時9歳）と交配したサインボードが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方32戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の一般B2-2。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

5月17日、デビュー戦は船曳文士騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は500kg。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた2戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた3戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のケイアイヤサラムを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、3歳B7（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したパーソナルテンエイを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

10月14日、連闘で迎えた5戦目は、3歳B7（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコウショウシャークに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月28日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、一般C3-5（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシルクディレクターを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

11月11日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた8戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、リゲル特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3-4（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタカラモモに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2009年）

1月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、一般C2-4（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスピリットライアンに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月7日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、春蘭特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したバチェラーを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中1週で迎えた12戦目は、花梨特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（8戦5勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクニノユメオーを捕まえ切れず、約15馬身差の2着となった。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のノボスイーツに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（10戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイティーモアに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月7日、中2週で迎えた15戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（11戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のパッサージュを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

7月5日、中3週で迎えた16戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（12戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のライジングキャッチに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月17日、中1週で迎えた17戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（13戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したツルギロンドを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月2日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、はまぎく特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で中川雅之騎手（14戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で中川雅之騎手（15戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた20戦目は、はぼたん特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で中川雅之騎手（16戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた21戦目は、山茶花特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で中川雅之騎手（17戦9勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた22戦目は、クリスマスホーリー特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で中川雅之騎手（18戦9勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5歳（2010年）

4月6日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、金沢城特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた24戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、山中漆器特別（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた25戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、能登赤崎いちご特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

6月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた27戦目は、白山スーパー林道全線開通杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鬼束亮騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

7月18日、連闘で迎えた29戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鬼束亮騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた30戦目は、野々市じょんからまつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鬼束亮騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

9月26日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた31戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた32戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた33戦目は、能登野菜育成七尾鹿島特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（19戦9勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。