ウエスタンブレイク(1993年生、母インパクト)
Western Break
1993.03.17
ウエスタンブレイク(1993年3月17日)は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のThatching(当時18歳)と交配したインパクトが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は(有)北西牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下。
経歴
デビュー前
秋山雅一厩舎(美浦)へ入厩。
2歳(1995年)
11月5日、デビュー戦は亀山泰延騎手を鞍上に据えて、3歳新馬(東京芝1800m 晴/良)に出走。馬体重は492kg。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。
11月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬(東京ダート1400m 晴/良)に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手(1戦0勝)。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着を確保した。
12月10日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利(中山ダート1200m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で亀山泰延騎手(2戦0勝)。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。
3歳(1996年)
1月27日、中6週で迎えた4戦目は、4歳未勝利(東京ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で亀山泰延騎手(3戦0勝)。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ファザートゥサンにハナ差交わされて2着となった。
4月7日、中9週で迎えた5戦目は、4歳未勝利(中山ダート1200m 曇/良)に出走。鞍上は5戦連続で亀山泰延騎手(4戦0勝)。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアサクサピストンを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。
5月3日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下(東京ダート1400m 晴/重)に出走。鞍上は6戦連続で亀山泰延騎手(5戦1勝)。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のターフチャンピオンをハナ差振り切って勝利を手に入れた。
6月9日、中4週で迎えた7戦目は、3歳オープンの菖蒲ステークス(東京芝1400m 曇/良)に出走。鞍上は7戦連続で亀山泰延騎手(6戦2勝)。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。
11月3日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上900万下(東京ダート1400m 晴/不良)に出走。鞍上は8戦連続で亀山泰延騎手(7戦2勝)。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。
11月30日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上900万下(中山ダート1800m 晴/良)に出走。鞍上は9戦連続で亀山泰延騎手(8戦2勝)。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。
5歳(1998年)
7月25日、約20か月の休養明けで馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下(新潟ダート1000m 晴/良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で亀山泰延騎手(9戦2勝)。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオンワードウィナーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。
8月8日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下(新潟ダート1200m 曇/良)に出走。鞍上は11戦連続で亀山泰延騎手(10戦2勝)。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
8月29日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の湯之谷特別(新潟ダート1200m 曇/不良)に出走。鞍上は12戦連続で亀山泰延騎手(11戦2勝)。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったミオツクシにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。
9月20日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下(中山ダート1000m 晴/良)に出走。鞍上は13戦連続で亀山泰延騎手(12戦2勝)。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のケージージャッカルを半馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。
10月17日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下(東京ダート1400m 雨/不良)に出走。鞍上は14戦連続で亀山泰延騎手(13戦3勝)。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。