ゴールデンボーダー（2012年生、母パルムドールⅡ）

ゴールデンボーダー（2012年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「バラの一種。父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時18歳）と交配したパルムドールⅡが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方32戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年の一般C2十四。

経歴

デビュー前

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

10月14日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

3歳（2015年）

1月25日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3月15日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

6月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

12月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた8戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

12月13日、連闘で馬体重を前走から13kg絞って迎えた9戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

12月28日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスプリングストームに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2016年）

1月3日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のマイネルヴィゴラスを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

1月11日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のストレートプレイに6馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月19日、中9週で迎えた14戦目は、新たな希望スタート賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（6戦3勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた15戦目は、希望郷いわて国体開催記念釜石市賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で陶文峰騎手（7戦3勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた16戦目は、前沢お物見公園の桜賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で陶文峰騎手（8戦3勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、南関東ジョッキーズフレンドリーマッチ第1（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた18戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、ヤンルース賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた19戦目は、もぐらんぴあ賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

7月2日、中3週で迎えた20戦目は、ジュライカップ（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（10戦3勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた21戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ジャパンジョッキーズカップ第1戦（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

7月30日、中1週で迎えた22戦目は、希望郷いわて国体炬火イベント賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた23戦目は、岩手ビッグブルズ賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（12戦3勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

8月28日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、一般C1（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（13戦3勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた25戦目は、一般B2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた26戦目は、希望郷いわて国体開催記念野田村賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた27戦目は、楽天競馬賞（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（14戦3勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた28戦目は、陸前高田市産業まつり賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（15戦3勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月7日、中1週で迎えた29戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、レディスヴィクトリーラウンド盛岡第1戦（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた30戦目は、江刺りんご賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（16戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた31戦目は、奥州衣川はとむぎ賞（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（17戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（18戦3勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月30日、中1週で迎えた33戦目は、大野木工賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（19戦3勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

5歳（2017年）

1月9日、中0週で迎えた34戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（20戦3勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた35戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったカムヒアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ユキノアカツキに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月22日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレスプランドールに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5月7日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したトウショウレイダーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナンヨーリノに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。