タヤストゥエンティ（1987年生、母イチヤマスリー）

タヤストゥエンティ（1987年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のキタノカズスミ（当時8歳）と交配したイチヤマスリーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は小林嘉弘。戦績は、中央平地16戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

久保田敏夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

6月24日、デビュー戦は坂本勝美騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1000m 小雨/良）に出走。馬体重は434kg。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のカワキタエステルに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月30日、中4週で迎えた2戦目は、アラ系3歳300万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦1勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

3歳（1990年）

1月6日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

1月27日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（小倉芝1200m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3月25日、中5週で迎えた6戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

4月1日、連闘で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた8戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（福島ダート1700m 小雨/不良）に55kgの斤量を背負って出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って4着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、マルエーパーシアに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

6月23日、中6週で迎えた10戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったタケイチマサルに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月21日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

8月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、アラ系4歳以上700万下（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

9月8日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた15戦目は、保原ステークス（福島ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた16戦目は、本間忍騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。