オートラディア（1988年生、母コランデアガール）

オートラディア（1988年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のパドスール（当時9歳）と交配したコランデアガールが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地18戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の阿賀野川特別(900万下)。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

2月23日、デビュー戦は塩村克己騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

6月16日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月3日、中2週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のクリヨンに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1992年）

3月8日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、5歳以上500万下の下呂特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月15日、連闘で迎えた7戦目は、5歳以上500万下の渥美特別（中京芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

4月25日、中5週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコメンテイターに1馬身3/4の差をつけて制した。

5月16日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の生田特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塩村克己騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で塩村克己騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヨシノトップをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

7月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンフォックスを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

5歳（1993年）

10月16日、約15か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた13戦目は、嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた14戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の古都ステークス（京都芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

11月20日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

6歳（1994年）

1月9日、中6週で迎えた16戦目は、万葉ステークス（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の中京スポーツ杯（中京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったビューティーメイクに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。