ナスノタイザン（1982年生、母ナスノチグサ）

ナスノタイザン（1982年3月28日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデイクタス（当時15歳）と交配したナスノチグサが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、中央平地42戦5勝2着6回。1987年の目黒記念(ハンデG2)で2着に入った他、1988年のメトロポリタンステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1984年）

8月11日、11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月25日、11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月9日、15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月23日、18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2歳（1985年）

1月13日、13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月10日、14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のケンセツキングに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月2日、10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったラッキーダイカツから3/4馬身差の2着に敗北した。

3月23日、11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月20日、9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンカップに1馬身1/4の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

5月6日、14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月26日、9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月4日、17頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。16着に敗れた。

8月24日、7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月8日、16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。13着に敗れた。

10月6日、10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月3日、10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月23日、12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月14日、11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（1986年）

1月12日、ハンデ戦で5歳以上900万下の初春賞（中山芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は嶋田功騎手。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

2月2日、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春特別（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田功騎手。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

3月2日、5歳以上900万下の常陸特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田功騎手。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したカシマキングを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

7月12日、4歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田功騎手。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月3日、4歳以上400万下の葉月賞（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嶋田功騎手。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したミホノカザンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月24日、4歳以上400万下の石打特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で嶋田功騎手。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のセノエピットに3馬身の差をつけてトップでゴールインした。

9月20日、ハンデ戦で4歳以上900万下の葛飾特別（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で嶋田功騎手。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

10月12日、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で嶋田功騎手。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月2日、4歳以上900万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で嶋田功騎手。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のテスコアイビーに1馬身の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

11月30日、4歳以上900万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で嶋田功騎手。19頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月13日、4歳以上900万下の鹿野山特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（1987年）

1月11日、ハンデ戦で5歳以上900万下の寿賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

1月25日、5歳以上900万下の若潮特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトウショウユースに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月7日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の白富士賞（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカシマウイングに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにした。

2月22日、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太騎手。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したマウントニゾンにクビ差届かず2着となった。

4月5日、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島太騎手。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

5月3日、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島太騎手。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月30日、メトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小島太騎手。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6歳（1988年）

4月29日、5歳以上1400万下の武蔵野ステークス（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は木幡初広騎手。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5月14日、5歳以上1400万下の秩父特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したマルタカリボーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

5月28日、メトロポリタンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は小島太騎手。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず3着に敗れた。

6月11日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月24日、吾妻小富士賞（福島芝1800m 小雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

8月7日、G3の関屋記念（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。