ポルタメント（1992年生、母アローセレナード）

ポルタメント（1992年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパルナシヤン（当時7歳）と交配したアローセレナードが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地10戦2勝、地方24戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

1月7日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、4着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた2戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

2月12日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバックファイアーに約10馬身の大差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月24日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（福島ダート1000m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のほおずき賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

12月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4歳（1996年）

1月5日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のエーピーギンに1馬身半の差をつけて制した。

2月17日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

5歳（1997年）

1月2日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた12戦目は、鈴木春雄騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨウコウから4馬身差の2着となった。

1月27日、中1週で迎えた13戦目は、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木春雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のセイランナイスに2馬身半の差をつけて制した。

3月16日、中4週で迎えた15戦目は、畜産杯（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は鈴木春雄騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた16戦目は、三国峠特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のニシケンスキーをクビ差制して勝利をモノにする

5月5日、中1週で迎えた17戦目は、G3の群馬記念（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（3戦2勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた18戦目は、地方重賞のオールスターカップ（足利ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（4戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた19戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、坂東太郎賞（高崎ダート1900m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月18日、中6週で迎えた20戦目は、福元弘二騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた21戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のパーシステントに2馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

9月19日、中1週で迎えた22戦目は、晩秋特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のダイヤモンドハナに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月15日、中3週で迎えた23戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月25日、中5週で迎えた24戦目は、ノベンバートパーズ賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のゴッドダンディに1馬身の差をつけて制した。

12月27日、中4週で迎えた25戦目は、一般B2二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は福元弘二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（1998年）

1月7日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の初富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（4戦3勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた27戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ウインタースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

2月17日、中2週で迎えた28戦目は、立春特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（5戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーピーローレンスから2馬身差の2着に敗北した。

3月6日、中1週で迎えた29戦目は、若草特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（6戦3勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた30戦目は、春陽特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（7戦3勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた31戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた32戦目は、新緑特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（1999年）

3月4日、約10か月の休み明けで迎えた33戦目は、若草特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は福元弘二騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた34戦目は、春暖特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で福元弘二騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。