フローズンタイム（2006年生、母Bravo Dancer）

フローズンタイム（2006年2月24日）は、イギリスで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「観客の目が針付けになる瞬間」。毛色は栗毛。種牡馬のDanehill Dancer（当時13歳）と交配したBravo Dancerが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地15戦2勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の巻機山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にて総額2,100万円（4.2万×500口）で一口馬主が募集された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月24日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は506kg。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

2月28日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

4月19日、中6週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトップフリーダムに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月31日、中5週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

6月14日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月13日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の巻機山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のチェリークラウンを半馬身振り切って2勝目を手にした。

12月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の南総特別（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

4歳（2010年）

6月13日、約6か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた10戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

8月28日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月18日、中6週で迎えた12戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、プロキオン賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月11日、中7週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ハナに立ち、ハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はエアインシャラーと並んで2着同着となった。

12月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

5歳（2011年）

4月2日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エーシンビッグシーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月10日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。