プレストロバリー（1995年生、母アクティブレディー）

プレストロバリー（1995年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時8歳）と交配したアクティブレディーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害9戦0勝、地方23戦4勝2着3回。2001年の吉野ヶ里記念(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにてで一口馬主が募集された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

1月31日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた3戦目は、4歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

4月5日、中5週で迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

4月18日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

10月25日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

11月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトーホウタイクーンをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

11月29日、中2週で迎えた8戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

4歳（1999年）

2月6日、中7週で迎えた10戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた11戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた12戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた13戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で岡冨俊一騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で岡冨俊一騎手（4戦0勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で岡冨俊一騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた16戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、洛南ジャンプステークス（京都障害芝3170m 外2周曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた18戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた19戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2000年）

2月13日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアナザーマインドに2馬身半の差をつけて制した。

3月11日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバンサンカイにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

3月25日、中1週で迎えた22戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のゴールタッチを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4月15日、中2週で迎えた23戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスズランムスメに5馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

10月9日、約6か月の休み明けで迎えた24戦目は、オパール特設（佐賀ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上A2 B1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウエストリュウジンを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上A2 B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

11月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上A2（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦3勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた29戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

6歳（2001年）

1月8日、中1週で迎えた30戦目は、松の内特設（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（9戦3勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（10戦3勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月4日、中1週で迎えた32戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（11戦3勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

6月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、3歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（12戦3勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のインターパラダイスに1馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

6月24日、中1週で迎えた34戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、黒髪山特別（佐賀ダート2000m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた35戦目は、三井邦夫騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の吉野ヶ里記念（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビコーミニスターを捕まえ切れず、9馬身差の2着となった。

7月29日、中1週で迎えた36戦目は、多良岳特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は山口勲騎手（13戦4勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた37戦目は、G3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は三井邦夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた38戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、高隈山特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた39戦目は、宝満山特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は山口勲騎手（14戦4勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた40戦目は、韓国岳特別（佐賀ダート2000m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は三井邦夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた41戦目は、市房山特別（佐賀ダート2000m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は山口勲騎手（15戦4勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた42戦目は、英彦山特別（佐賀ダート2000m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（16戦4勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。