コラルノクターン（2017年生、母Cowgirl Lucky）

コラルノクターン（2017年4月27日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「牧場の夜想曲」。毛色は鹿毛。種牡馬のEmcee（当時9歳）と交配したCowgirl Luckyが14歳のときに産んだ仔が本馬である。2022年のオアシスステークス(オープン)で4着に入った他、2023年の千葉ダート1800で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

2月2日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトミケンレゲンダを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月15日、中5週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラスの沈丁花賞（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月19日、約6か月の休養明けで迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月24日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のカネコメノボルを半馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

2月13日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のフルデプスリーダーに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの立夏ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったダンツキャッスルにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上3勝クラスの薫風ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

10月3日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの白川郷ステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。

11月7日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したフルデプスリーダーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

11月27日、中2週で迎えた12戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのシャングリラステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったクロパラントゥに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（2022年）

1月16日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの遠江ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシゲルタイタンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

2月13日、中3週で迎えた14戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

4月23日、中9週で迎えた15戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（5戦3勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

6月4日、中5週で迎えた16戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、アハルテケステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

10月30日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのペルセウスステークス（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は福永祐一騎手（6戦3勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

6歳（2023年）

2月12日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、バレンタインステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月27日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、バルーン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のノットリグレットに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月28日、中6週で迎えた21戦目は、千葉ダート1800（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったジョエルに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月9日、中5週で迎えた22戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、富士見オープン（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

7歳（2024年）

5月29日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、エベレスト特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた24戦目は、桑島孝春記念（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた25戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、海ほたる特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月29日、中5週で迎えた26戦目は、濃溝の滝賞（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず3着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた27戦目は、木間塚龍馬騎手を鞍上に迎えて、Jpn2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた28戦目は、千葉ダートマイル（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木間塚龍馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。