ウイズカーリッジ（1998年生、母オリヅルビゼン）

ウイズカーリッジ（1998年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のベストタイアップ（当時6歳）と交配したオリヅルビゼンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）明成牧場。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方7戦1勝。2001年のあじさい賞(ハンデ)に勝利した他、2001年の野路菊賞(ハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、明成牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

成宮明光厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

7月15日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

10月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた4戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 雨/重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したセイカトリニティを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3歳（2001年）

4月15日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、後藤孝鎮騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた6戦目は、椎葉智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の荒尾ダービー（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で椎葉智昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳ハンデ戦でオープンのあじさい賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で椎葉智昭騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のメガミフローラに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月24日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた9戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

9月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた10戦目は、3歳ハンデ戦でオープンの野路菊賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は椎葉智昭騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月24日、中4週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた11戦目は、3歳地方重賞の肥後菊賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。