アグネスヘルメス（2002年生、母アグネスリブ）
Agnes Hermes
2002.06.02
アグネスヘルメス（2002年6月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の足の速い神」。毛色は鹿毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時7歳）と交配したアグネスリブが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地32戦1勝2着3回、中央障害9戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。
経歴
デビュー前
大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2004年）
12月4日、デビュー戦はD.ホワイト騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。
12月26日、中2週で迎えた2戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。
3歳（2005年）
1月23日、中3週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。
2月7日、中1週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のグリーンカップ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
2月13日、連闘で迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、6着に入り込んだ。
3月27日、中5週で迎えた6戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。
4月10日、中1週で迎えた7戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入った。
7月24日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。
8月20日、中3週で迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。
9月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、カシノバズライトにクビ差交わされて2着に惜敗した。
9月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のスプリングボゴタに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。
10月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。
4歳（2006年）
1月28日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。
2月11日、中1週で迎えた14戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。
3月5日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。
3月18日、中1週で迎えた16戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。
4月8日、中2週で迎えた17戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。
4月22日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったショートローブスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。
5月7日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。
5月13日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝2000m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。
6月4日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。
7月23日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。
8月6日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。
8月27日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。
9月3日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。
9月24日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。
10月22日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。
5歳（2007年）
1月20日、約3か月の休み明けで迎えた28戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。
2月3日、中1週で迎えた29戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小倉城特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。
2月17日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったセイウンビバーチェにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。
3月4日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。
7月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた32戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。
9月22日、中7週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。
10月28日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた34戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。
6歳（2008年）
9月27日、約11か月の休み明けで迎えた35戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったハッピーヘイローから5馬身差の2着となった。
10月18日、中2週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のテイケイプリオールをハナ差制して久方ぶりに美酒を浴びた。
11月15日、中3週で迎えた37戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。9着に終わった。
7歳（2009年）
4月5日、約4か月半の休み明けで迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦1勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。
9月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた39戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。
10月10日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた40戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。
8歳（2010年）
7月10日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた41戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。
8月1日、中2週で迎えた42戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内 曇/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。