テイケイプリオール（2005年生、母リスカム）

テイケイプリオール（2005年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋より重要な（ラテン語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時17歳）と交配したリスカムが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は折手牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害13戦2勝2着1回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

1歳のとき、折手牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、兼松忠男によって315万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月29日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

9月8日、中5週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

3歳（2008年）

2月6日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップマンゴー賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月27日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金剛山特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のフウジンハーバーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。17頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

8月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

8月16日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

8月31日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

9月21日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月18日、中3週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったアグネスヘルメスからハナ差の2着に甘んじた。

11月9日、中2週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2009年）

2月15日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカシノオウジャに3馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月22日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

4月26日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 小雨）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のタガノマスタングに1馬身半の差をつけて制した。

5歳（2010年）

4月25日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月25日、約8か月の休み明けで迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

6歳（2011年）

1月15日、中2週で迎えた19戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

1月30日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月3日、中4週で迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（8戦2勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月6日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から29kg減らして迎えた23戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、オパールスター賞（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた24戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた25戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月14日、中5週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた26戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。