タガノマスタング（2003年生、母モーリフェアリー）

タガノマスタング（2003年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋半野生馬」。毛色は栗毛。種牡馬のタマモクロス（当時19歳）と交配したモーリフェアリーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）チェスナットファーム。戦績は、中央平地24戦1勝、中央障害8戦1勝2着1回、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の尾頭橋特別(500万下)。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月13日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は478kg。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3歳（2006年）

7月12日、約8か月の休養明けで迎えた2戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳F2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたセレクトワン決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳F1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエクラアヴニールに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳T2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上C1二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のファニーサンライズに4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

9月21日、中1週で迎えた6戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1二（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月2日、中9週で迎えた7戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のセタガヤフラッグに2馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

12月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

4歳（2007年）

1月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

2月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた11戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

7月29日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月2日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた16戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

5歳（2008年）

1月20日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（8戦1勝）。17頭立ての6番人気で大外17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、5着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（9戦1勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

3月9日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（10戦1勝）。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小原義之騎手（11戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた22戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（12戦1勝）。17頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（13戦1勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（14戦1勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

11月8日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

12月21日、中5週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

6歳（2009年）

1月17日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（15戦1勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（16戦1勝）。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた30戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトロピカルクイーンに3馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

4月26日、中2週で迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 小雨）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイケイプリオールから1馬身半差の2着となった。

7歳（2010年）

2月28日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から30kg減らして迎えた36戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた37戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。