フィオラノキング（2003年生、母ラドゲイト）
Fiorano King
2003.04.03
フィオラノキング（2003年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フェラーリのサーキット＋王」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したラドゲイトが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、地方33戦16勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の一般C1六七。
経歴
デビュー前
栗田知治厩舎（大井）へ入厩。
3歳（2006年）
12月1日、デビュー戦は納谷和玖騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたトミケンオニックス決め手に屈してクビ差の2着となった。
12月31日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で納谷和玖騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブリリアンブライドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
4歳（2007年）
8月7日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキングルーパスに3馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。
8月31日、中2週で迎えた4戦目は、一般C3二三四（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモンタメロディーに6馬身の差をつけて制した。
10月11日、中5週で迎えた5戦目は、ハンデ戦の一般C2八 C3二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブライダルバードに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
11月9日、中3週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミツアキフレンチに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
5歳（2008年）
8月19日、約9か月半の休み明けで迎えた7戦目は、一般C3五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒスイザリスクを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて休み明けの一戦を制した。
9月9日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3一（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、平均ペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のマイネルパトリックに2馬身半の差をつけて6勝目を手中に収めた。
12月19日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハッピーミールをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。
6歳（2009年）
1月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のセユーサクラを半馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。
2月27日、中7週で迎えた11戦目は、一般C3一二（川崎ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のアルドーレをクビ差振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。
7月28日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、ブレイズメモリーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。
8月4日、連闘で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブリッツブリッツをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。
8月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のスカイタキシードに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。
9月6日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のブレイズメモリーを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。
10月5日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では不屈の闘魂でひたむきに粘り続けて、最後は2着のドリームゴローに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
7歳（2010年）
1月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、一般C2十二13十四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたアルゲンティア決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。
1月28日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2十一12十三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。
2月10日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十十一（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。
2月25日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2十11十二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のオーシャンローズに4馬身の差をつけて優勝
3月22日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ツルギダケに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。
3月31日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸崎圭太騎手（9戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のトーセンメロディに1馬身半の差をつけて勝利数を15に伸ばす
4月26日、中3週で迎えた23戦目は、トワイライトオープニング賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で戸崎圭太騎手（10戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。
5月10日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で戸崎圭太騎手（11戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のディーエスバリューに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
8歳（2011年）
1月3日、約8か月の休み明けで迎えた25戦目は、宝船特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で戸崎圭太騎手（12戦7勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。
1月24日、中2週で迎えた26戦目は、養老の会・澤田朋之記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で戸崎圭太騎手（13戦7勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。
2月9日、中1週で迎えた27戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。
4月12日、中8週で迎えた28戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。
6月13日、中8週で迎えた29戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。
7月7日、中2週で迎えた30戦目は、777（ラッキーセブン）賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。
7月26日、中2週で迎えた31戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。
8月17日、中2週で迎えた32戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。
9月1日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。