キクカロイヤル（1985年生、母ゴールドブイミー）

キクカロイヤル（1985年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルスキー（当時11歳）と交配したゴールドブイミーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地24戦2勝2着4回、地方14戦0勝。1988年のセントライト記念(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

4月23日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は502kg。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のカルパチアを半馬身振り切って初白星を挙げた。

5月14日、中2週で迎えた2戦目は、4歳400万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた3戦目は、4歳400万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた4戦目は、4歳400万下のグラジオラス賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月9日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下のほおずき賞（福島芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

8月14日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下の豊栄特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井千明騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキリパワーを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

9月3日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井千明騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたビゼンタカチホ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G2のセントライト記念（新潟芝2200m 外回り雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で坂井千明騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ダイゴウシュールに交わされて7馬身差の2着となった。

11月6日、中5週で迎えた9戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で坂井千明騎手（8戦2勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（1989年）

1月5日、中8週で迎えた10戦目は、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で坂井千明騎手（9戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

4月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2500m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で坂井千明騎手（10戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月7日、中3週で迎えた12戦目は、竹原啓二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

5歳（1990年）

4月29日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の日光特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（11戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

6月23日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の栗子特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（12戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（13戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（14戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったセンゴクヒスイに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月17日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は坂井千明騎手（15戦2勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。

6歳（1991年）

5月11日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、5歳以上900万下の金北山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（16戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたマリモユーコー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月1日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（17戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の栗子特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（18戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（19戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月4日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井千明騎手（20戦2勝）。17頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

11月26日、約4か月の休み明けで迎えた25戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた26戦目は、千葉進騎手を鞍上に迎えて、朝日岳特別（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

7歳（1992年）

1月4日、中3週で迎えた27戦目は、迎春賞（新潟(地)ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は渡辺正治騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた28戦目は、福島拡騎手を鞍上に迎えて、仲春特別（三条ダート1700m 雨/重）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた29戦目は、新緑特別（三条ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福島拡騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月31日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた30戦目は、金蹄賞（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福島拡騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた31戦目は、朱鷺大賞典（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福島拡騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた32戦目は、文月特別（三条ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で福島拡騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた33戦目は、清流特別（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で福島拡騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、中鉢利弘騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2イ（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中鉢利弘騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、三浦誠騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた37戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた38戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は中鉢利弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。