ベストメンバー（2006年生、母グレートキャティ）

ベストメンバー（2006年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「選りすぐった人達で構成されるチーム」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時8歳）と交配したグレートキャティが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地10戦4勝。2009年の京都新聞杯(G2)に勝利した他、2009年の若葉ステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

9月28日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は502kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るドリームリフレクトを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月29日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

3歳（2009年）

1月4日、中4週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のピースオブラックに2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

2月15日、中5週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた5戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトライアンフマーチをクビ差振り切って制した。

4月19日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のデルフォイを半馬身振り切って重賞ウィナーの称号を掴み取った。

4歳（2010年）

1月17日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月11日、約8か月の休み明けで迎えた9戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた10戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。