ゴイト（2001年生、母ポリッシュデイム）

ゴイト（2001年4月18日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「イタリアの小さな機関車」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時11歳）と交配したポリッシュデイムが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は石郷岡雅樹。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

9月28日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

10月19日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月22日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたフジヤマビュティー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3歳（2004年）

1月17日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

2月7日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったマヤノチャーナに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた11戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウシラヌイを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月30日、約6か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい17着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた14戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

5歳（2006年）

5月7日、約16か月半の休養明けで迎えた15戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。