ハナマル（2001年生、母パーティプラザ）

ハナマル（2001年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「花丸」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時17歳）と交配したパーティプラザが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）二風谷ファーム。戦績は、中央平地17戦2勝2着3回、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

桜田勝男厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2003年）

10月26日、デビュー戦は佐々木忍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月2日、連闘で迎えた2戦目は、2歳（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のブロッコヒメに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月24日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のアリアンロッドに6馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

3歳（2004年）

1月10日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

4月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた6戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

10月30日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リネンステージに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のプリティメイズに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2005年）

7月10日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

8月7日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマルカフレンチに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスズカデヒアをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月8日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5歳（2006年）

8月5日、約9か月半の休養明けで迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の大濠特別（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダブルアップを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

9月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の千種特別（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

10月15日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。