オーガスタウインド（2011年生、母オーガスタムーン）

オーガスタウインド（2011年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「オーガスタの風」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時10歳）と交配したオーガスタムーンが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）山岡牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方11戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年のさざんか特別(一般C1イ)。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月30日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3歳（2014年）

3月8日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月4日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアサカバハムートに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウワコクリコを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月14日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カサラギに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月11日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったドリームアチーブに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の養分記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦の祝!小野哲平・亜沙美結婚記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた12戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C11（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴールデンフェザーに1馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

12月29日、中4週で迎えた13戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のシガーロスを3/4馬身振り切って4勝目を手に入れた。

4歳（2015年）

1月16日、中2週で迎えた14戦目は、葉牡丹特別（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

2月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（7戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のホワイトタイガーに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月19日、中1週で迎えた16戦目は、C級チャンピオン特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。