シガーロス（2011年生、母イソシギ）

シガーロス（2011年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アイスランド語の勝利とバラに由来する人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時8歳）と交配したイソシギが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方17戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年のせせらぎ特別(一般C1イ)。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

3月21日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は494kg。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

5月10日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

6月7日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた6戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月17日、中3週で迎えた7戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のバトルスパートをクビ差振り切って初白星を挙げた。

10月27日、中0週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、ハッピーウィンドに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月14日、中2週で迎えた9戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のバトルスパートをアタマ差振り切って断然の支持に応えた。

11月27日、中1週で迎えた10戦目は、BAOOカップin笠松（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のリックゼンラに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月15日、中2週で迎えた11戦目は、流葉賞（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエドノマツカゼに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月29日、中1週で迎えた12戦目は、さざんか特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオーガスタウインドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

6月7日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

8月6日、中5週で迎えた15戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

9月22日、中6週で迎えた16戦目は、奥長良川名水「水素水36」杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスクリーンデビューに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月16日、中2週で迎えた17戦目は、高山特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（7戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したサンジョを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（8戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るノブシェンカーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月12日、中1週で迎えた19戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、せせらぎ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリネンハピネスを途轍もない末脚でアタマ差だけ差し切って制した。

11月24日、中1週で迎えた20戦目は、コスモス賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（9戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた21戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（10戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミツアキダイチャンに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5歳（2016年）

2月8日、中5週で迎えた22戦目は、こぶし特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（11戦7勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月24日、中5週で迎えた23戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（12戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったリネンハピネスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中4週で迎えた24戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（13戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた25戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（14戦7勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったサンマルバクシンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗れた。