ドミニク（2019年生、母ロッソトウショウ）

ドミニク（2019年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンブライト（当時18歳）と交配したロッソトウショウが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。2021年のゴールドウィング賞に勝利した他、2021年のゴールドウィング賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

後藤正義厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2021年）

9月10日、デビュー戦は向山牧騎手を鞍上に据えて、2歳（笠松ダート800m 晴/稍重）に出走。馬体重は453kg。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るユーセイクインビーを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月8日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた2戦目は、2歳オープンの秋風ジュニア（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシルバを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

10月28日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のラブミーチャン記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシノジマニヨラサイを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

12月30日、中3週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2022年）

2月1日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の梅桜賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったアップテンペストに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中5週で迎えた7戦目は、3歳オープンの子葉賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャローナに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月21日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦3勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（8戦3勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

6月7日、中4週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で向山牧騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のベラジオサキをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。