ラインフォーク（2003年生、母トーヨーシービー）

ラインフォーク（2003年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋フォークソングより」。毛色は青毛。種牡馬のグラスワンダー（当時8歳）と交配したトーヨーシービーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方32戦10勝2着5回。2006年の高知優駿(地方重賞)に勝利した他、2006年の黒潮皐月賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月30日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に敗れた。

12月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のカパール牧場開設特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアイキューマインドを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2006年）

1月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイキューマインドに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月12日、中1週で迎えた7戦目は、堅田雅仁騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の土佐二十四万石博特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタグチャンスに5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

3月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレッドスターリリーに2馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

3月19日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマルタカヴェルディをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。

4月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイコービブロスに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレッドスターリリーに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月7日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（8戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルチシークレットを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

5月20日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中西達也騎手（9戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のダイコービブロスを3/4馬身振り切って7勝目を手に入れた。

6月4日、中1週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中西達也騎手（10戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイコービブロスに6馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

6月25日、中2週で迎えた16戦目は、一般C5（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で中西達也騎手（11戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセニョールベストに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月8日、中1週で迎えた17戦目は、愛の献血やまもも特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で中西達也騎手（12戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアスカノブラスターを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた18戦目は、大暑特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で中西達也騎手（13戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた19戦目は、体操キャラバン特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で中西達也騎手（14戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレッドスターリリーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中7週で迎えた20戦目は、古川文貴騎手を鞍上に迎えて、徳島県うずしお特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた21戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（15戦9勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるレッドスターリリーを捕まえ切れず、8馬身差の2着となった。

10月28日、中1週で迎えた22戦目は、錦秋特別（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（16戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた23戦目は、初冬特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（17戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた24戦目は、師走特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（18戦9勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

4歳（2007年）

2月3日、中6週で迎えた25戦目は、まさとも・つかさ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（19戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイエスファンテンを上がり0位の末脚で半馬身差し切って制した。

2月17日、中1週で迎えた26戦目は、東風特別（高知ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（20戦10勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で中西達也騎手（21戦10勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた28戦目は、イオシス特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で中西達也騎手（22戦10勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

5月5日、中6週で迎えた29戦目は、一般B2（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で中西達也騎手（23戦10勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた30戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた31戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた32戦目は、ミョウガは世界一特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西内忍騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた33戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般B4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた34戦目は、森井美香騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高知ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた35戦目は、芽野歌&仙高牧場特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（24戦10勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。