アスカノブラスター（2000年生、母グリンペルセ）

アスカノブラスター（2000年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部（突風が荒れ狂う）」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドブラスター（当時8歳）と交配したグリンペルセが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道中川郡幕別町、生産者は後條大策。戦績は、中央平地4戦1勝、地方35戦18勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、上野育成牧場から「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ノーススターレーシングによって441万円で落札された。

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

7月6日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイシンスペックをクビ差振り切って初白星を挙げた。

8月16日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

4歳（2004年）

7月18日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5歳（2005年）

1月1日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、川江光司騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高知ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月9日、連闘で迎えた6戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川江光司騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカルフクカゼに4馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

1月22日、中1週で迎えた7戦目は、きっと未来へのぼくの翼さ特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川江光司騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた8戦目は、如月特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川江光司騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた9戦目は、一般B2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川江光司騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた10戦目は、山川君退職祝特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川江光司騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた11戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた12戦目は、薫風特別（高知ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた13戦目は、がんばる競馬激励特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた14戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月9日、中3週で迎えた15戦目は、徳島県うずしお特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西内忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた16戦目は、宮川浩一騎手を鞍上に迎えて、立秋特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

10月2日、中7週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた17戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ポカリスエット特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

11月20日、中6週で迎えた18戦目は、一般F4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は宮川浩一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマイネルザルーラーをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

12月10日、中2週で迎えた19戦目は、がんばれマナミ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた20戦目は、高橋様お誕生日特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカシノハミングを3/4馬身振り切って4勝目をゲットした。

12月31日、連闘で迎えた21戦目は、一般E4（高知ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバージンギブリに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6歳（2006年）

1月8日、連闘で迎えた22戦目は、一般E4（高知ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラボーライオンに4馬身の差をつけて6勝目をマークした。

1月28日、中2週で迎えた23戦目は、晩冬特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタカノキセキオーに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月5日、連闘で迎えた24戦目は、一般D6（高知ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコマレンゲに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月25日、中2週で迎えた25戦目は、一般D5（高知ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（7戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコマレンゲに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、一般D2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のケイエスファンテンを3/4馬身振り切って圧巻の7連勝を決めた。

6月3日、中1週で迎えた27戦目は、一般C5（高知ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（9戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンデントンに4馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

6月25日、中2週で迎えた28戦目は、一般C4（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で赤岡修次騎手（10戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタカノキセキオーに2馬身半の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

7月8日、中1週で迎えた29戦目は、愛の献血やまもも特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で赤岡修次騎手（11戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラインフォークに1馬身の差をつけて10連勝を達成した。

7月22日、中1週で迎えた30戦目は、大暑特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で赤岡修次騎手（12戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のレッドスターリリーを半馬身振り切って連勝数を11に伸ばした。

8月12日、中2週で迎えた31戦目は、葉月特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で赤岡修次騎手（13戦11勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマサノケーティングに2馬身の差をつけて連勝数を12に伸ばした。

8月26日、中1週で迎えた32戦目は、瀬戸大橋特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で赤岡修次騎手（14戦12勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイティファイヤーに3馬身の差をつけて連勝数を13に伸ばした。

9月10日、中1週で迎えた33戦目は、景亮バースデー特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で赤岡修次騎手（15戦13勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトサノビッグに2馬身の差をつけて連勝数を14に伸ばした。

10月15日、中4週で迎えた34戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトサノチカラに1馬身半の差をつけて連勝数を15に伸ばした。

10月29日、中1週で迎えた35戦目は、オパール特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（16戦14勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた36戦目は、福山・高知サラ交流特別（福山ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（17戦14勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

12月17日、中1週で迎えた37戦目は、ターコイズ特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（18戦14勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

7歳（2007年）

1月14日、中3週で迎えた38戦目は、ガーネット特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（19戦14勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた39戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（20戦14勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトサノビッグに2馬身の差をつけて優勝