デザイアドライブ（2011年生、母ピサノボニータ）

デザイアドライブ（2011年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「願望＋ドライブ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時21歳）と交配したピサノボニータが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地17戦0勝、地方15戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2015年の一般C4。

経歴

デビュー前

1歳のとき、片岡博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって367.5万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、片山晃によって1,522.5万円で落札された。

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月13日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず18着に敗れた。

3歳（2014年）

1月13日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

4月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた5戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

7月6日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月10日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

9月7日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

11月9日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

4歳（2015年）

2月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったノゾミセンプーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったパンチショットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中1週で迎えた14戦目は、93勝目指してがんばれ!葵さん（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横井将人騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた15戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で横井将人騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた16戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で横井将人騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、セルリアンジェダイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた17戦目は、祝☆千葉謙一誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で横井将人騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で横井将人騎手（7戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったセルリアンジェダイを3/4馬身捉え切れず2着となった。

6月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で横井将人騎手（8戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったメモリーグラスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月10日、連闘で迎えた20戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、スリーアルペンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた21戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモルフェスプリングに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のブレイズゴールドをハナ差振り切って断トツ人気に応えた。

7月16日、連闘で迎えた23戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、イワカガミ特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた24戦目は、ミヤマリンドウ特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイゴコクリュウを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月31日、中1週で迎えた25戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のジェットソングに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（2016年）

1月11日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き最後はライトフェアリーと並んで15着同着となった。

4月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

6月5日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた28戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月30日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた30戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

12月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6歳（2017年）

1月22日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。