スリーアルペン（2011年生、母スズカアンゼラ）

スリーアルペン（2011年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アルプス」。毛色は鹿毛。種牡馬のスリーロールス（当時5歳）と交配したスズカアンゼラが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方28戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の一般C11。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月20日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月28日、中7週で迎えた3戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

3歳（2014年）

1月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の睦月賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

6月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

8月3日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/重）に出走。17頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

9月6日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

4歳（2015年）

2月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から72kg戻して迎えた8戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた9戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ゴールドトレジャーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C16（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた11戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は丸山真一騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたモナルカ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

6月10日、連闘で迎えた16戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るデザイアドライブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月24日、中1週で迎えた17戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、くちなし特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた18戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月18日、中5週で迎えた19戦目は、ゆま&かずや結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったモナルカに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月27日、連闘で迎えた20戦目は、剛健生誕3周年記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のニシノスコーピオンを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月9日、中1週で迎えた21戦目は、ゴマナ特別（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（11戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた22戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（12戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルシュムックに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月7日、中1週で迎えた23戦目は、イワイチョウ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（13戦3勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月21日、中1週で迎えた24戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルエアファルコンに6馬身の差をつけて4勝目を手にした。

11月20日、中2週で迎えた26戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、よもぎ菊特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた27戦目は、JAあいち海部あまじまんカップ（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は丸山真一騎手（14戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた28戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（15戦3勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

5歳（2016年）

1月21日、中3週で迎えた29戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた32戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた33戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は横井将人騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた34戦目は、一般C7（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。