クリノバトゥーラ（2010年生、母カトリア）

クリノバトゥーラ（2010年6月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋パキスタンの山名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時13歳）と交配したカトリアが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方22戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は2013年の一般C2八九。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村和夫から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、栗本博晴によって588万円で落札された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

5月12日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた3戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

8月18日、中5週で迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ウォーシップマーチに交わされて4馬身差の2着となった。

10月17日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、パンジー特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、ホテル四季の風賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したメイショウアヅチに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月29日、中3週で迎えた8戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のゴールドマズルに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月28日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンテロープに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2014年）

1月20日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、クリールマグナムに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月24日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2四五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたアンテロープ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月29日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、一般C1八 C2五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた14戦目は、葉月特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったフレンチカンカンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中2週で迎えた16戦目は、月見特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で御神本訓史騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた17戦目は、つる座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で御神本訓史騎手（9戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月28日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、SPAT4プレミアムポイント盃（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で御神本訓史騎手（10戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、トランクスにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

5歳（2015年）

1月21日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で御神本訓史騎手（11戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたシャッツクヴェレ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月2日、中1週で迎えた20戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったシャッツクヴェレに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた22戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したタケノペガサスを差し切れず、3馬身差の2着となった。

4月6日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2五六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2五六七（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた26戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネカグヤヒメを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7月4日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は城戸義政騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

7月19日、中1週で迎えた28戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月23日、中4週で迎えた29戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

6歳（2016年）

2月10日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、春寒特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。