ジョイスティック（2007年生、母Hadji Bey）

ジョイスティック（2007年3月9日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「ゲームのコントローラー。みんなを楽しませるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のWhipper（当時6歳）と交配したHadji Beyが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地4戦0勝、地方18戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の第六回高須シヅ杯(一般C13)。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

5月16日、デビュー戦は小林慎一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

6月26日、中5週で迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

4歳（2011年）

1月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったファイヤービートルを半馬身捉え切れず2着となった。

2月7日、中1週で迎えた6戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアキヨシに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月25日、中2週で迎えた7戦目は、如月千早生誕16年記念杯（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サトノドリームに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月8日、中1週で迎えた8戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、だいすけりょうこ結婚3周年記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、デルマアグリッピナに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月22日、中1週で迎えた9戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニューギャロップに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月29日、連闘で迎えた10戦目は、第六回高須シヅ杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイワスピアーに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月14日、中1週で迎えた11戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったジェットプラーザに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月29日、約7か月半の休み明けで迎えた12戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた13戦目は、小田幸平やりましたーっ!!特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアドマイヤルビアノに1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

12月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（8戦4勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2012年）

1月4日、中1週で迎えた15戦目は、小林弘明様定年お疲れ様でした（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（9戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴィーヴァタキオンに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月2日、中3週で迎えた16戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（10戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、マイネルタイドに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月8日、連闘で迎えた17戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で安部幸夫騎手（11戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴィーヴァタキオンに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で安部幸夫騎手（12戦6勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

4月13日、中4週で迎えた20戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のフリークヒロインに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月20日、連闘で迎えた21戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた22戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ヴィーヴァタキオンに交わされて1馬身半差の2着となった。