ヴィーヴァタキオン（2008年生、母ファームキャット）

ヴィーヴァタキオン（2008年1月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「万歳＋父名の一部」。毛色は青毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時10歳）と交配したファームキャットが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方37戦6勝2着11回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月11日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

10月9日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/重）に出走。17頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に敗れた。

3歳（2011年）

3月5日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

6月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

7月16日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた6戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

8月28日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた8戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るライブリアンジェロを自慢の末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月7日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

11月15日、中3週で迎えた11戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C22（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラブデービットを鮮やかな末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

12月6日、連闘で迎えた13戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月20日、中1週で迎えた14戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったニュージョブに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4歳（2012年）

1月4日、中1週で迎えた15戦目は、小林弘明様定年お疲れ様でした（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったジョイスティックに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月18日、中1週で迎えた16戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた17戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニホンピロサーシャに2馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

2月8日、連闘で迎えた18戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジョイスティックに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた19戦目は、祝☆中園さん&勝呂さん結婚記念（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた20戦目は、東日本大震災私たちは忘れない!（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた21戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったフェイクグローリーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

4月13日、中2週で迎えた22戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったフレンチサマーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月19日、連闘で迎えた23戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（8戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシーエリアルを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

5月4日、中1週で迎えた24戦目は、しょうぶ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョイスティックを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

6月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（10戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ウォーターグレープにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月8日、連闘で迎えた27戦目は、紫陽花特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（11戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（12戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したフレンチサマーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた29戦目は、初蝉賞（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（13戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったオリオンザボックスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中6週で迎えた30戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、第4戦関ヶ原の戦い特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた31戦目は、白露賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（14戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた32戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（15戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた33戦目は、野牡丹特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（16戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた34戦目は、ふじのくに黄菊特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（17戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた35戦目は、頑張ろう日本頑張ろう畑中孝文（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（18戦3勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた36戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、ひなぎく特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月7日、連闘で迎えた37戦目は、冬牡丹特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（19戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた38戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラガンリュウを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

5歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた39戦目は、名古屋LJケンタウロスカップ（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は阪野学騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた40戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウレスジに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中1週で迎えた41戦目は、探梅賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロードパルジファルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月7日、連闘で迎えた42戦目は、雪解賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（20戦3勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったラブロジックに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月26日、中2週で迎えた43戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（21戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた44戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。