ヤマニンザナドゥ（1994年生、母ワンオブアクライン）
Yamanin Xanadu
1994.05.25
ヤマニンザナドゥ（1994年5月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時11歳）と交配したワンオブアクラインが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地12戦3勝2着1回。1997年の報知杯4歳牝馬特別(牝G2)で3着に入った他、1996年のクローバー賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のワンオブアクラインは海外G1・1勝（米国ダ）。祖母のBarely Evenは海外30戦17勝。曾祖母のDodge Meは海外78戦8勝。父のトニービンは海外G1・6勝（伊国芝[5勝:2000-2400m],仏国芝[2400m]）。
近親馬
※活躍馬のみ。産駒
7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Nasrullah＝Rivaz | 5*6*6×5 | 9.37% |
| き | Fairway＝Pharos | 6*7×6*7*7 | 5.46% |
| きM | Bull Dog＝Sir Gallahad | 5*7*7 | 4.68% |
| 牡 | Hyperion | 4*6*6×6*6 | 12.5% |
| 牡 | Gainsborough | 5*6*7*7×7*7 | 7.81% |
| 牡 | Fair Trial | 5*7*7×6 | 6.25% |
| 牡 | Nearco | 6*7*7×5*6 | 7.81% |
| 牡 | Felstead | 7×6 | 2.34% |
| 牡 | Blenheim | 7×7*7 | 2.34% |
| 牡 | Phalaris | 7×7*7 | 2.34% |
| 牡 | Son-in-Law | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Prince Rose | 6*6 | 3.12% |
| 牡S | Bois Roussel | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Olympia | 4*6 | 7.81% |
| 牝 | Selene | 5*7*7×7*7*7 | 7.03% |
| 牝 | Plucky Liege | 7×6 | 2.34% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ゼダーン系
- ファミリーナンバー
- 10-d
レース成績
経歴
デビュー前
浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1996年）
7月7日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。
7月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンエムロケットを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。
8月18日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず3着に終わった。
9月22日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのすずらん賞（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。
3歳（1997年）
2月16日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、M.ブータン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。
3月9日、中2週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。
4月6日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 雨/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。
4月27日、中2週で迎えた8戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったティエッチリボーにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。
5月11日、中1週で迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るウッドフェアリーを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝
5月25日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/重）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。
4歳（1998年）
3月15日、約10か月の休み明けで迎えた11戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の丹波特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。
4月5日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の野麦峠特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイブキサーティーンをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。