タガジョーヴォール（1997年生、母ダイナレアリティー）

タガジョーヴォール（1997年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時10歳）と交配したダイナレアリティーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着2回、地方2戦1勝2着1回。2001年のセプテンバー特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

12月5日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2000年）

1月8日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ツジノファントムにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月13日、中4週で迎えた4戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた5戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月19日、約8か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた7戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のピンクプルメリアを半馬身振り切って初白星を挙げた。

4歳（2001年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

3月10日、中8週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月18日、連闘で迎えた10戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

7月7日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた15戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた16戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったスプリングシオンから3/4馬身差の2着となった。

10月10日、中1週で迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、’01フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヒシサクセスに4馬身の差をつけて2勝目を収める

10月27日、中1週で迎えた18戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったケイアイマグナムにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月18日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柄崎将寿騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスリーイダテンに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月1日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の南総特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の霞ケ浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柄崎将寿騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5歳（2002年）

3月24日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。