アップルポテト（2008年生、母アラビックナイト）

アップルポテト（2008年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アップル＋ポテト」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時13歳）と交配したアラビックナイトが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田忠幸。戦績は、中央平地7戦0勝、地方26戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の一般C3十。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田忠幸から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、上野直樹によって315万円で落札された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月4日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

12月19日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

3歳（2011年）

1月29日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

6月19日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月25日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月20日、中7週で迎えた7戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

9月22日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、しんとく新そば祭り特別（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた9戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、「がんばれ!ホッカイドウ競馬」特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた10戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったゴールドユソネットに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた11戦目は、沼沢英知騎手を鞍上に迎えて、北海道日高管内商工会連合会賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-2（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沼沢英知騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた13戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C3七（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3十（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のマイネルフィロスに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2012年）

1月25日、中3週で迎えた15戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた16戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、ポコ造ありがとう記念（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

3月18日、中4週で迎えた17戦目は、能美の里山特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた18戦目は、かほく四季まつり特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はヤクシンロードと並んで2着同着となった。

4月10日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた20戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、市ノ坂合社祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウツルギを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

6月5日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、さざえまつり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた23戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で服部大地騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

7月24日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、赤澤君DTおめでとう記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は服部大地騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

8月5日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた26戦目は、山代大田楽特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

9月4日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた27戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた28戦目は、金沢オーナーズホース杯（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部大地騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったエンジェルパレードに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた29戦目は、ほうらい祭り特別（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で服部大地騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた30戦目は、つるぎ一六大市特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で服部大地騎手（9戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

10月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、浦河地区馬産地賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

11月13日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた32戦目は、輪島かにまつり特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は服部大地騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。