ブレイブハヤブサ（1994年生、母ハヤブサイチバン）

ブレイブハヤブサ（1994年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のボールドノースマン（当時10歳）と交配したハヤブサイチバンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は池田ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着5回、地方7戦2勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

谷原義明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

4月27日、デビュー戦は小林久晃騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた2戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、5着を確保した。

5月25日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

6月22日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったトウショウチェイスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タービュランスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月20日、中1週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレッドウォールに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月16日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したノーザンキャップを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月7日、中2週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したビワナタシュカを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中1週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の伊達特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、マイネルタスクに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた12戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタカラバリウスをハナ差制して2勝目を挙げた。

4歳（1998年）

1月11日、中6週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

3月7日、中7週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の館山特別（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

11月20日、約8か月半の休養明けで迎えた15戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の霜月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のギャロップインをハナ差制して久方ぶりの一戦を物にした。

5歳（1999年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、野口睦三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の立春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の紅椿盃（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野口睦三騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の東風特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で野口睦三騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた19戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、晴嵐特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた20戦目は、稲子善行騎手を鞍上に迎えて、麗日特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。