トキノライジン（2007年生、母ローレルディライト）

トキノライジン（2007年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋雷神」。毛色は栗毛。種牡馬のスターリングローズ（当時10歳）と交配したローレルディライトが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方31戦10勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年のゴールデンホース賞(一般C1 C2)。

経歴

デビュー前

長谷川三郎厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2010年）

1月4日、デビュー戦は増田充宏騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスナイパーヒーロに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳戦のウインターフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月30日、中8週で迎えた3戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアクアマリンフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月10日、中5週で迎えた4戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

8月24日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳戦のサーフフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクニノカズヒロをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

9月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

10月26日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山林堂信彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマイチシハイを半馬身差し切って3勝目を掴み取った。

11月16日、中2週で迎えた9戦目は、小春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山林堂信彦騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月23日、連闘で迎えた10戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、寒椿特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタニマサホークをハナ差振り切って制した。

4歳（2011年）

1月2日、中5週で迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のアラタカを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

2月12日、中5週で迎えた12戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

5歳（2012年）

3月4日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

5月6日、中8週で迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた15戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

7月14日、中4週で迎えた16戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

9月3日、中6週で迎えた17戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般A4（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロケットマティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

10月15日、中5週で迎えた18戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフレッシュメイトを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

11月5日、中2週で迎えた19戦目は、よみうりランドジュエルミネーションカップ（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

12月19日、中5週で迎えた20戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のディスコナイトをハナ差振り切って8勝目を手に入れた。

6歳（2013年）

1月2日、中1週で迎えた21戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

2月28日、中7週で迎えた22戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた23戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、幸手権現堂桜堤賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトップイージスを3/4馬身捉え切れず2着となった。

5月3日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のダンツゼネラルに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5月23日、中2週で迎えた26戦目は、緑陰特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、アスニカケルハシに交わされて2馬身差の2着となった。

6月14日、中2週で迎えた27戦目は、鴫立沢特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のダンスピースを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

11月1日、約4か月半の休み明けで迎えた28戦目は、養老特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（4戦2勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた29戦目は、トパーズスター賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で見沢譲治騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

7歳（2014年）

3月24日、約4か月半の休み明けで迎えた30戦目は、幸手権現堂桜堤賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で見沢譲治騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた31戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で見沢譲治騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた32戦目は、スイートピー賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で見沢譲治騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したアポロズスピアーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

5月20日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で見沢譲治騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で見沢譲治騎手（10戦2勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったヘレニウムに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月2日、中2週で迎えた35戦目は、たにもも&ふじポンJBCブログ開設記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で見沢譲治騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた36戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で見沢譲治騎手（12戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。