タニマサホーク（2007年生、母ニューブレハット）

タニマサホーク（2007年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時13歳）と交配したニューブレハットが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は多田正弘。戦績は、中央平地23戦1勝2着2回、地方14戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松代真厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2010年）

4月16日、デビュー戦は田中力騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。馬体重は509kg。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月7日、中2週で迎えた2戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のサマーサンシャインに7馬身1/4の差をつけて1位に入線したが、その後12着に降着となった。

8月10日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のキアオラに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のモエレバディングに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のセプテンバーフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月13日、中4週で迎えた6戦目は、一般C2七八（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、フィールドキングにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月4日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキョウエイプレアーに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月23日、中2週で迎えた8戦目は、寒椿特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したトキノライジンを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

12月6日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1五六（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したインセンティブを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

2月7日、中8週で迎えた10戦目は、早春特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたシルキーバロン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、息の入らないペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、勝ったガリレオシチーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた14戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で平野優騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

8月14日、中5週で迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

9月18日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月1日、中1週で迎えた18戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったガクニホシにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

10月22日、中2週で迎えた19戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミキノクレシェンドを3/4馬身振り切って4勝目を収める

11月12日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の黒埼特別（新潟ダート1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

5歳（2012年）

2月12日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の開聞岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

4月8日、中7週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着を確保した。

4月15日、連闘で迎えた23戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

5月26日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた25戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 雨/良）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた26戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月22日、中2週で迎えた27戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6歳（2013年）

1月19日、約5か月半の休み明けで迎えた29戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

3月9日、中3週で迎えた31戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

7月20日、約4か月半の休養明けで迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は宮崎北斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

10月19日、約3か月の休養明けで迎えた33戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

12月15日、中7週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（7戦3勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

7歳（2014年）

1月27日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、睦月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったヤマニンフリスキーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

2月18日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の梅見月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

4月8日、中6週で迎えた37戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、玄鳥特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。