ミスズメサイア（2012年生、母アドマイヤスペース）

ミスズメサイア（2012年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋救世主」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時9歳）と交配したアドマイヤスペースが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。主な勝ち鞍は2017年の渡部秀幸と仲間達イン名古屋(一般B12)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、辻牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって735万円で落札された。

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

8月30日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

9月20日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

11月4日、中5週で迎えた3戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた4戦目は、名古屋けいば応援記念（名古屋ダート800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒラボクワールドを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月2日、中1週で迎えた5戦目は、シラハギ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

4歳（2016年）

5月3日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、一般C22（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のプラチナウィンドに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月8日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、しらゆり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた8戦目は、金シャチけいばジョッキー応援!（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタラレバに約13馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

7月5日、中1週で迎えた9戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スズカノーチラスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンレイミヤビに9馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るデスティーノトップを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

10月21日、中1週で迎えた12戦目は、しずおか菊花特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で大畑雅章騎手（9戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサマーグレースを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で大畑雅章騎手（10戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったホウライジェンヌに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた14戦目は、ひとちゃん&ともくん1周年記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で大畑雅章騎手（11戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマテルドロローザを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5歳（2017年）

2月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた15戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で大畑雅章騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るデルマサダヤッコを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

3月3日、中1週で迎えた16戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、本宮山特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

4月14日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（13戦6勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月21日、連闘で馬体重を前走から11kg絞って迎えた18戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（14戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月26日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた19戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（15戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったディアヒラリーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた20戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた21戦目は、渡部秀幸と仲間達イン名古屋（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーサンヘイローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

8月5日、中5週で迎えた22戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた24戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた25戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝2000m 雨/重）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

11月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の磐梯山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた28戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

6歳（2018年）

6月24日、約6か月半の休養明けで迎えた29戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた31戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月15日、中3週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着を確保した。

9月22日、連闘で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7歳（2019年）

1月12日、約3か月半の休み明けで迎えた34戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた35戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。