ミヤジフランガン（2015年生、母レディナデシコ）

ミヤジフランガン（2015年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋快活な馬（仏）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時8歳）と交配したレディナデシコが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は嶋田牧場。2020年の神楽坂オープンに勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、嶋田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって540万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、曽我司によって1,155.6万円で落札された。

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月16日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3歳（2018年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアニエーゼにハナ差届かず2着となった。

6月24日、中8週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

9月2日、中9週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたクーファウェヌス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

11月12日、中7週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（大井ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったペネトラーレを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月3日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1一二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のソロムコに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月29日、中3週で迎えた9戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、地方競馬スパッと楽しめ!SPAT4賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプロムナードに6馬身の差をつけて制した。

4歳（2019年）

1月21日、中2週で迎えた10戦目は、銀嶺賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のショウナンハドルに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

2月6日、中1週で迎えた11戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のトーセンブルに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月10日、中8週で迎えた12戦目は、永隆賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウッドランズを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5歳（2020年）

4月7日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、東風賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた14戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメンターモードを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

6月4日、中4週で迎えた15戦目は、神楽坂オープン（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサラーブをクビ差振り切って7勝目をつかんだ。

6月25日、中2週で迎えた16戦目は、マイルグランプリトライアル（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

10月8日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、サンタアニタトロフィートライアル（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

12月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、SPAT4で年忘れ!ポイント10倍賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

6歳（2021年）

2月16日、中6週で迎えた19戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた20戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、弁天橋賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた21戦目は、誇りにまみれよ、オトナたち。賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月10日、中7週で迎えた22戦目は、ジューン賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた23戦目は、ジュライ賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月9日、中7週で迎えた24戦目は、2018 的場文男騎手勝利数新記録賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた25戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、サンタアニタトロフィートライアル（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したリコーシーウルフを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月4日、中3週で迎えた26戦目は、ともに生きるまちえどがわ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた27戦目は、LOVE LIVE LEAD賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた28戦目は、スモーキークォーツ賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた29戦目は、KRAトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

7歳（2022年）

1月27日、中3週で迎えた30戦目は、初富士賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヴァルラームに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中1週で迎えた31戦目は、如月賞（大井ダート1600m 内回り雪/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月28日、中6週で迎えた32戦目は、スノードロップ賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で張田昂騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた33戦目は、ポインタース賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で張田昂騎手（8戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた34戦目は、レグルス賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で張田昂騎手（9戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた35戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で張田昂騎手（10戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた36戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、マイルグランプリトライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。