テイクファイヤー（1999年生、母ボタンチャン）

テイクファイヤー（1999年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時11歳）と交配したボタンチャンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方36戦18勝2着10回。2004年のオータムスプリントカップ(地方重賞)で2着に入った他、2005年のスプリングカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新関力厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

7月27日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は594kg。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

8月4日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

4歳（2003年）

4月7日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた3戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフラワーブレイブをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

5月6日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、一般C3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレオイーグルに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月25日、中2週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた5戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパッションサイトに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月15日、中2週で迎えた6戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフラワーブレイブに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月22日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2-6（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユキノハヤブサに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月11日、中2週で迎えた8戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジャズバンドに7馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月11日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコーワブリザードに5馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

8月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、ひまわり賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（7戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タイムサインに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月6日、中1週で迎えた11戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で米倉知騎手（8戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシヤマタイクーンに6馬身の差をつけて8勝目をマークした。

9月15日、連闘で迎えた12戦目は、恋路賞（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で米倉知騎手（9戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のケイティグリーンをクビ差振り切って制した。

9月29日、中1週で迎えた13戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で米倉知騎手（10戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビーマックスに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月14日、中1週で迎えた14戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、天秤座特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマーメードビコーに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月28日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、プラタナス賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（11戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月9日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、いぬ鷲賞（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（12戦10勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツルギフォティテンに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月9日、中3週で迎えた17戦目は、北前船特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（13戦11勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテイエムタフネスに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月23日、中1週で迎えた18戦目は、てらおか風舎クリスマスカップ（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（14戦12勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグレイスアッパーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（2004年）

1月2日、中0週で迎えた19戦目は、地方重賞のほくてつニューイヤーカップ（金沢ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（15戦13勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、春風特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（16戦13勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したツジヴィヴァンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月19日、中2週で迎えた21戦目は、卯月特別（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（17戦13勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた22戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、牡牛座特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブラインドタッチを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中2週で迎えた23戦目は、新緑特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（18戦13勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タクミシルバーに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、水無月特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（19戦13勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスピードパンチに2馬身の差をつけて優勝

7月11日、中3週で迎えた25戦目は、ノクターン11周年記念特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（20戦14勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミヤビリージェントに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた26戦目は、向暑特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（21戦14勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシャンハイブルースを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利数を16に伸ばす

8月24日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた27戦目は、加賀路特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（22戦15勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月27日、中4週で迎えた28戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のオータムスプリントカップ（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したパープルモンクを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月12日、中1週で迎えた29戦目は、日本トーター杯（金沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は米倉知騎手（23戦15勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた30戦目は、禄剛崎特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（24戦15勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タクミシルバーにクビ差交わされて2着となった。

11月7日、中1週で迎えた31戦目は、成巽閣特別（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（25戦15勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オーミアジルに3/4馬身交わされて2着となった。

11月21日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（26戦15勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた33戦目は、地方重賞の中日杯（金沢ダート2300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（27戦15勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

6歳（2005年）

1月3日、中1週で迎えた34戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（28戦15勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホープフルサンに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月10日、約3か月の休養明けで迎えた35戦目は、地方重賞のスプリングカップ（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（29戦16勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エイシンクリバーンに交わされて1馬身差の2着となった。

4月24日、中1週で迎えた36戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（30戦16勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタクミシルバーに3馬身の差をつけて勝利数を18に伸ばす

5月29日、中4週で迎えた37戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で米倉知騎手（31戦17勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホシオーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7歳（2006年）

6月20日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた38戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で米倉知騎手（32戦17勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。