テンザンファンシー（2000年生、母ファンシーロッチ）

テンザンファンシー（2000年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部（空想）」。毛色は芦毛。種牡馬のティッカネン（当時9歳）と交配したファンシーロッチが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方25戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

10月12日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

11月30日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

3歳（2003年）

1月18日、中6週で迎えた5戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したデジタルアピールを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイティサッカーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カノヤウイナバトルに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた11戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

12月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4歳（2004年）

1月3日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた16戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルビンテージに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月14日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月5日、中0週で迎えた22戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のビゲンリリーを半馬身振り切って優勝

5月15日、中0週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で新原健伸騎手（7戦2勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で新原健伸騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で新原健伸騎手（9戦2勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（10戦2勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（11戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月23日、中5週で迎えた30戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（12戦2勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。