トウショウブリーズ（1991年生、母コーニストウショウ）

トウショウブリーズ（1991年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリフアーズスペシヤル（当時11歳）と交配したコーニストウショウが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地12戦2勝、中央障害6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年のこけもも賞(500万下)。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

11月7日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月13日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた3戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた4戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（1994年）

1月16日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は小島貞博騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のセイカブリスクをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

5月8日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミナミノアンタレスをクビ差振り切って勝利をモノにする

5月29日、中2週で迎えた11戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

7月17日、中6週で迎えた12戦目は、大森勇一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月6日、中2週で迎えた13戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

9月10日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のミタカダンサーに8馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

10月2日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシノビリカに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

10月15日、中1週で迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイヤンから9馬身差の2着となった。

12月10日、中7週で迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったリターンエースから5馬身差の2着に敗北した。

4歳（1995年）

1月15日、中4週で迎えた18戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。