セイカブリスク（1991年生、母スイートマート）

セイカブリスク（1991年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時15歳）と交配したスイートマートが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）地興牧場。戦績は、中央平地18戦0勝2着3回、中央障害11戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1995年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

12月5日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

12月25日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

3歳（1994年）

1月8日、中1週で迎えた4戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた6戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

2月26日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、エースフィーバーに半馬身交わされて2着となった。

3月19日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた9戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトウショウブリーズにクビ差届かず2着となった。

5月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサドラーズスズカに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、6着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

7月10日、連闘で迎えた15戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた16戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた17戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた18戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4歳（1995年）

1月14日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた20戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月12日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月25日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は村山明騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンブードラゴンからクビ差の2着となった。

3月12日、中1週で迎えた23戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は嘉堂信雄騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイティタイガーから5馬身差の2着に敗北した。

4月1日、中2週で迎えた24戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた25戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフォーレストソロンから約13馬身差の2着となった。

5月6日、中1週で迎えた26戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は嘉堂信雄騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったポットリチャードから約11馬身差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 小雨/良）に出走。鞍上は村山明騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は嘉堂信雄騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のリキアイリンカーンに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月17日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上400万下（福島障害芝2750m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったパレシーダから3馬身差の2着に敗北した。