ハイエスティーム（2019年生、母シアードラマ）

ハイエスティーム（2019年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「高く尊敬される。バラの品種名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時17歳）と交配したシアードラマが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額5,000万円（125万×40口）で一口馬主が募集された。

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月20日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

3歳（2022年）

2月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

4月10日、中7週で迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゴールデンアワーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中7週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したエコロデュエルにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月18日、中1週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

8月14日、中7週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のジャスコを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた8戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

4歳（2023年）

1月21日、中6週で迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のイルチルコを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

4月1日、中9週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5月14日、中5週で迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスのテレ玉杯（東京芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

5月27日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

8月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦1勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月18日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの2003メモリアルシンボリクリスエスカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

12月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのチバテレ杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

5歳（2024年）

2月4日、中7週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、アスコルティアーモに交わされて1馬身3/4差の2着となった。