アスキステソーロ（2020年生、母メイデイローズ）

アスキステソーロ（2020年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より+冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時8歳）と交配したメイデイローズが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方20戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2024年の一般C2-7。

経歴

デビュー前

当歳のとき、矢野牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、了德寺健二ホールディングスによって3,410万円で落札された。

田中博康厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月19日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ドットクルーに半馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（2023年）

6月17日、約7か月の休み明けで迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

8月12日、中7週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

9月21日、中5週で迎えた4戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

4歳（2024年）

2月27日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた6戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた8戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、こぐま座特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

5月13日、中4週で迎えた9戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、一般C2 11（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したマリノリリアンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5月27日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2-7（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のシントーネネをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

6月16日、中2週で迎えた11戦目は、夏至特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた12戦目は、UMATENA賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のサプライズイベントをアタマ差振り切って断トツの支持に応えた。

7月9日、連闘で迎えた13戦目は、一般C1-8（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタケノライコウをクビ差だけ差し切って3勝目を奪取した。

11月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた15戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

5歳（2025年）

3月16日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく15着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた17戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

5月9日、中5週で迎えた18戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のスキルハンターを半馬身振り切って雨中の激戦を制した。

5月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般B7（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったスコアに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月5日、中1週で迎えた20戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスターライトブルーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月24日、中2週で迎えた21戦目は、アクベンス特別（名古屋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、アンセムバローズに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月18日、中2週で迎えた22戦目は、かんむり座特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた23戦目は、はくちょう座特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦2勝）。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた24戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、おとめ座特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた25戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったマイネルラカイユに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた26戦目は、JBC2025船橋・門別まであと5日（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

11月7日、連闘で迎えた27戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた28戦目は、小原の四季桜賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（9戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月4日、中1週で迎えた29戦目は、アケルナル特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（10戦2勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。