ウィズグレイス（2019年生、母カラライナ）

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月3日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

11月28日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のワープスピードに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2022年）

1月30日、中8週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのセントポーリア賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ドゥラドーレスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3月13日、中5週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

6月19日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

10月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4歳（2023年）

1月9日、中9週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを5馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、レイトカンセイオーに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月19日、中9週で迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のタシットをクビ差振り切って2勝目を収める

5月27日、中9週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

8月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月1日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの茨城新聞杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

12月10日、中9週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのチバテレ杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

5歳（2024年）

3月10日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの房総特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず最後はアップトゥミーと並んで7着同着となった。