アキブレイブ（2014年生、母エグゼリーナ）

アキブレイブ（2014年3月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「地名＋勇者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時16歳）と交配したエグゼリーナが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者は有限会社下河辺トレーニングセンター。戦績は、中央平地2戦0勝、地方11戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2019年の能條愛未誕生日特別(一般C2-5)。

経歴

デビュー前

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

8月6日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず17着に終わった。

8月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

4歳（2018年）

1月31日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3 13（高知ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るラピッドチェンジを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

2月7日、連闘で迎えた4戦目は、フルーツトマトのカプレーゼ特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャンドルライトに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月27日、中2週で迎えた5戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトウケイシンシテイに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月20日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、走る校長退職記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったホストに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月16日、中1週で迎えた8戦目は、いとこ会特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアルマククナに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3-7（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮川実騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったセイクレットレーヴに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中1週で迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフィンデルムンドに6馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

8月26日、中3週で迎えた11戦目は、月見草特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のミスタービンをアタマ差振り切って5勝目をマークした。

10月14日、中6週で迎えた12戦目は、コスモス特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のモアニレフアに2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

10月27日、中1週で迎えた13戦目は、頑張れ!四国特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5歳（2019年）

2月3日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

3月16日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg戻して迎えた16戦目は、スマホセール記念特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた17戦目は、ダリア特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（10戦4勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた18戦目は、荻さんと風音様は特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（11戦4勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた19戦目は、ボスファミリー特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（12戦4勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた20戦目は、能條愛未誕生日特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（13戦4勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のフェザースピリットを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

11月3日、中1週で迎えた21戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、立冬特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた22戦目は、もみじ狩り特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（14戦5勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトウショウプライドを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

11月30日、中1週で迎えた23戦目は、小雪特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（15戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトーアバカラに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6歳（2020年）

3月22日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、ミスターカミサマ特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3月31日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1-6（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（16戦5勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（17戦5勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた28戦目は、みっちゃん誕生祭特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

8月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた29戦目は、一般C2 C3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（18戦5勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。