ロジータバンブー（1984年生、母マイルドバンブー）

ロジータバンブー（1984年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジヨンテイオンブル（当時11歳）と交配したマイルドバンブーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地33戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

武田作十郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

3月8日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は462kg。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月26日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

6月6日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で武豊騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着を確保した。

7月11日、中1週で迎えた8戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸びで驀進したが、勝ったコールサインにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月9日、中3週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4歳（1988年）

1月31日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から24kg絞って迎えた10戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

2月7日、連闘で迎えた11戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタニノキャスターに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月21日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下の小石原特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（8戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダイタクリープに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月26日、連闘で迎えた15戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1000m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた16戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。20頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後はバタバタになってしまい19着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上400万下（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は武豊騎手（9戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上400万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（10戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミントスターを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って制した。

7月17日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したスガハラテンジンにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月31日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下の若戸特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（4戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上400万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のインターサミットをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月24日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上400万下の吹田特別（阪神芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で河内洋騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。17頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく17着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5歳（1989年）

1月16日、中2週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の深草特別（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（7戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。