マサカウマザンマイ（2018年生、母イタリアンオリーブ）

マサカウマザンマイ（2018年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「まさかの勝利+冠名(馬三昧)」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時15歳）と交配したイタリアンオリーブが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はフクオカファーム。主な勝ち鞍は2021年のコスモス賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、フクオカファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって918万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、鈴木慈雄によって682万円で落札された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月21日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい最後はユイノタンキマチと並んで8着同着となった。

10月3日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3歳（2021年）

1月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた5戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

3月20日、中8週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

5月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

6月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

7月18日、中4週で迎えた11戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた13戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のめいほう高原特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンデーグラスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のコスモス賞（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイファーラクーンに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月8日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエポドスミノルに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月29日、中2週で迎えた16戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、時雨月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウエスタンカッターに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2022年）

1月10日、中9週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

1月30日、中2週で迎えた18戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず11着に敗れた。

2月5日、連闘で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた20戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 小雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

5月21日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

8月27日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月26日、中6週で迎えた28戦目は、名古屋チャレンジカップマース賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は原優介騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

12月18日、中4週で迎えた30戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

5歳（2023年）

1月5日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原優介騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた32戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた33戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

3月9日、中5週で迎えた34戦目は、花見月特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイショウサトワを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2021年11月5日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

3月26日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は原優介騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、勝ったトリプルスリルにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

4月23日、連闘で迎えた37戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（8戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のブライトホルンをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

7月2日、中9週で迎えた38戦目は、3歳以上2勝クラスのいわき特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた39戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大倉山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた40戦目は、3歳以上2勝クラスの札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた41戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2023ワールドオールスタージョッキーズ第3戦（札幌ダート1700m 小雨/重）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

2021年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月26日、中3週で迎えた42戦目は、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は原優介騎手（10戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

2021年11月5日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。